新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、人数制限をした対面指導とオンライン指導に4月・5月の2カ月間切り替えて対応を行ってきました。
学校生活が再開され、塾での対面指導も行える状況になった中であらためて子どもたちに伝え直していることがあります。
それが演習時のマルつけについてです。
授業で説明を聞き、理解することができたとしても、その後前向きな姿勢で演習に取り組んでいかなければ理解も深まりませんし定着するはずもありません。
しかしとにかく問題を解けば学力が伸びるものだと思っているのだとしたらそれは大間違いです。
子どもたち全体的に言えることなのですが、問題演習の際にわからない状況になったときどうすればよいかがわかっていらっしゃらないケースが多いです。
もちろん、提出のためにただ答えを写すことが無意味なことは言うまでもありませんが…。
解答を見ること=悪いこと…という先入観があるのでしょうか?
わからないときはずっと悩んで固まっているのではなく、解答解説や授業のノートを見直して解けばよいことが子どもたちの中でなかなか習慣になっていないことが学習効率を下げる一つの大きな原因になっているように思います。
宿題の時、答えをこまめに確認をしながら演習をするものだという演習習慣の上書きを塾で行っていきますが、これにはなかなか時間がかかります。
あくまで宿題の目的は解くことではなく解けるようになることなので、解答解説やノートを見て解いたものについては、解き方を理解した上であらためてもう一度解けばよいことを伝え直しています。
もし、御自宅で長時間手が止まってフリーズしている状況があれば、解答解説やノートを見るように促してあげて下さい。
自ら学び、成長していくためには解答・解説が活用できる生徒になっていくことが必要不可欠です。
学習の基本はまずはまねることから始まります。
正しい解法を知り、あちこち回り道しながら解いていた状態から、答えまでの最短ルートを通って解くことを経験する。
イメージは曲がりくねった道が少しずつ真っ直ぐな道へと整備されていくイメージです。
基本の正しい型を知った上で、さらに新しい問題に解くことで応用力が身くものだと私は思っています。
塾での演習の時間を大切にしていきたいと思っています。
環境の適応の最中ですので子どもたちの心身のゆとりがありそうかどうか様子を見ながらではありますが授業以外に、塾に来るようお声がけさせていただくようにしています。
御知りおき下さい。
夏期講習についていろいろ迷っていました。
夏休み期間が短くなるし、部活動がどうなるかも読めないし…。
新型コロナウイルスの影響で親御さんの収入に少なからず影響が出ているだろうし…。
受験学年だけの実施にすべきかな…。
でも休校期間中の学習の遅れについての不安もあるだろうし…。
ぐちゃぐちゃ私が悩んでいても仕方がないので、何名かの親御さんにお電話でご相談させていただき実施をすることに決めました。
ただ例年は7月に頂戴しておりました夏期講習費用については8月に頂戴することに致します。
また近日でお手紙をお配りさせていただきますのでご確認をお願い致します。