今日で8年生・9年生は1学期の期末試験が終了しましたね。
コロナの兼ね合いから1週間延期になった7年生はあと1週間(3週間の試験勉強というのは大変なのはよくよくわかりますが…)メリハリをつけてがんばりましょうね。
定期試験も一応は一段落なので今日は勉強の仕方について雑多に書いてみようと思います。みなさん、〇つけについて教わったことはありますか?
私も受験のために塾に通い勉強をした経験がありますが、授業で教わるのは考え方や解き方の説明ばかりで、〇つけの仕方について教わった経験はありません。
せいぜい1回目に正解したら赤、2回目に正解したら青で〇をしましょう!という程度だった気がします。うちの小学生の娘はまだ自分で〇つけをせず、母親が宿題のドリルやプリントの〇つけをしています。
そう言えば〇つけっていつから自分でできるようになるんでしょうか?
宿題を終えたらお母さんに〇つけをしてもらう!という習慣が悪い方にはたらくと「解きっぱなし病」が習慣になります。
ザーッと解いて「終わったぁ!」となるアレです。
お母さんも忙しいので「終わったら〇つけしておくし置いといて」となるのは当然です。
そして勉強のスイッチが切れてしまったタイミングで解き直しをしなければならないとなると娘もいやぁ~な顔をします。
自分で〇つけをできるように早い段階で教えてあげるとよいのでしょうね。〇つけのタイミングはどうするべきなのでしょうか?
20問の演習をする際に、
・20問すべて解き終えてから〇つけをする
・5問解くごとに〇つけをする
・1問解くごとに〇つけをするどれも正解だと私は思っています。
それは局面によって〇つけをするタイミングは異なるからです。〇つけをしない勉強の仕方や、ひたすら演習を続けて勉強を終えるタイミングで何ページ分もまとめて〇つけをするようなやり方は論外です。
…と言いながらも塾で自習をしている生徒の〇つけを見守っていると残念ながら意外とあるあるなんです。
定期試験前の学習で、学校の提出物を進めるぞ!とワーク類を持参しているのに、「答えは持ってきた?」とたずねると「家に忘れてきました」と答える生徒もいます。
あらためて言うまでもないことですが勉強をする上で大切なのは「できないことをできるようにすること」です。たくさん問題を解いているのになかなかできるようにならない原因の一つがこの「チェックをする力」の未熟さにあります。
「チェックをする力」を養うためには解答を上手に使いこなす必要があります。
しかし解答を見ることがまるで悪いことのように感じている子も少なくありません。
(もしかしたら過去に答えを写すという不毛な作業をしてしまったのかもしれませんが…)学習を進めるうえで大切なのが解答・解説との付き合い方は本当に重要です。
教えてもらう、問題を解くことばかりが学習をする力ではありません。
自分の出した答えを大切に、自分の考えた経過を大切に… 〇つけは自分の努力を1つひとつ認める作業です。
〇つけの習慣をよりよいものに上書きしていくことで確実に学力は伸びます。どんな〇つけの仕方をしているか、ぜひ一度見直してみて下さい。
それでは今日もお待ちしています。